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2003 ROMC たのしくやろうぜカップ
Round5(10/3)


予選前の画像



初参加の長谷川実嗣選手と愛車のGPZ750。




大変美しくカスタムされたマシンで、
キャブには定評のあるFCRがおごられていた。


 

ホイールもワイド化されており、
ラジアルタイヤも装着されている。
ちなみに銘柄はBSのBT010で、
長谷川実嗣選手によれば、
オールラウンドな特性で“もち”もいいとのことだった。




日暮徹哉選手と愛車のモンスター900。




前回から装着しているという、
イタリアのFG製のショック。
イタリア製ということでドゥカティにも似合うアイテムだが、
FGの製造母体はイタリアのパイオリ社だということは、
意外と知られていないようだ。
マニアックな話だが、
私はベン・ボストロム選手が好きなので、
FGというと、ベン・ボストロム選手を想起してしまう。

話を戻して、
日暮徹哉選手のモンスターには、
なにげに39パイのFCRも装着されている。


 

使用しているタイヤはダンロップのD208タイプGで、
日暮徹哉選手によれば、
タイプGの性能に問題はないものの、
欲を言えば、
サーキットではサーキットスペックのタイヤが欲しいとのことだった。




大久保忠義選手と愛車のYZF-R1。


 

使用しているタイヤはBSのBT012だが、
大久保忠義選手はBS信者のようで、
このタイヤに対しても絶大な信頼を寄せているようだ。
ちなみに、
シビアなレースにおいては、
BSならば、通常BT001をセレクトすることになるが、
那須MSLにてタイムが45秒台あたりに突入していなければ、
むしろBT012あたりのタイヤをセレクトすることで、
レース活動におけるランニングコストを抑えることも大切で、
このBT012は、そこそこグリップし、大変ロングライフなので、
アマチュアレーサーにとっては朗報と言えるタイヤのようだ。




北山瑞樹選手と愛車のGSX-R1000。


 

今回は、
ステファン・シャンボン選手のマシンセッティングにインスパイヤされ、
シートの取り付けを工夫することで、
着座位置を高くしたとのこと。


 

使用しているタイヤはダンロップのD208GPで、
前回、タイヤ交換せずに参戦し、
エイドリアン選手に追い上げられたので、
今回は新品タイヤを装着しただけでなく、
コンパウンドも前後ともソフトをチョイスしていた。
ランキングトップともなると、
タイヤをケチるわけにはいかないようだ。




西中村賢選手と愛車のZX-6R。


 

使用しているタイヤはダンロップのD208で、
西中村賢選手の言葉を使わせてもらえれば、
“タコ足のように吸い付く”とのことだ。




秋田泰志選手と愛車のドゥカティ996。


 

直前に注文していたバックステップの装着は間に合わなかったようだが、
タイヤは新品のBSのBT012を装着していた。
1週間前には、
サーキットライセンスも取得したので、
車検後には、
午前中のスポーツ走行にて、
タイヤの皮むきも行ったようだ。
ちなみに、
那須では、
ライセンスを取得して会員になれば、
平日ならば1周50円でスポーツ走行ができるので、
大変お得だと思う。




渡部純兵選手と愛車のYZF-R6。


 

使用しているタイヤはBSのBT001で、
コンパウンドはフロントにソフト、リヤにハードをチョイスしていた。
性能は「グッド」とのこと。




初参加の原芳勝選手(左)と愛車のZ1100R。
大変美しいマシンで、
右端の原透修選手の経営しているショップにて製作しているようだ。
ちなみに、
名字が一緒なのは親戚同士とのこと。


 

使用しているタイヤはBSのBT012で、
温まってなくても食うとのことだった。




荒木正夫選手と愛車のGSX-R750。
今回は第4戦に引き続き2回目の参戦だ。


 

使用しているタイヤはBSのBT001で、
コンパウンドは前後共にミディアムを使用していた。
荒木正夫選手によれば、減りが早いとのこと。




初参加の鈴木光選手と愛車のCB1100F。




クランクケースカバーには、
総削り出しのものが装着されていた。
ちなみに、
私は元々マシニングセンターの職人だったのだが、
こうした削り出しのパーツにとても弱い。(笑)


 

使用しているタイヤはミシュランのパイロットレースで、
コンパウンドはソフトをチョイスしていた。
鈴木光選手によれば、グリップが良いとのこと。




初参加の原透修選手と愛車のCB1100F。
ゼッケンには往年のF・スペンサーを彷彿させる19番をつけて頂いた。
実は私も80年代アメホンのイキフン(雰囲気)が好きなので、
今回はサンタモニカ表参道店にて、
ユーズド(古着)にて購入した80年代アメホンのトリコロールのジャンパーを着てみた。


 

使用しているタイヤは、
ミシュランのパイロットレースH2で、
定評通り(笑)原透修選手も、
「冷えていると食わない」と語っていた。




ちなみに、
タイヤが温まっていない時に転倒したという証拠が、
タンクに生々しく残されていた。




初参加の本田真人選手と愛車のCBR600F4i。
ロムシー参戦の為に、
ハニービーさんより中古で購入したまんまレーサーである。


 

使用しているタイヤはBSのBT001で、
本田真人選手によれば、
「自分は“熱くなる”タイプ」とのことで、
せめてタイヤを柔らかくして、
転倒を防ぎたいと、
コンパウンドは前後共にソフトを使用していた。




エイドリアン・アバー選手と愛車のGSX-R1000。
翌日には菅生の6時間耐久に参戦するというのに、
北山瑞樹選手との因縁の対決を捨て切れず、
第5戦にも参戦して頂いた。
従って、マシンはすっかり耐久仕様となっており、
カラーリングもいつもと違っている。




ご覧のように、タンクも耐久用の大変デカいものに換装されていた。


 

使用しているタイヤはビレリのドラゴンコルサで、
コンパウンドはミディアムをチョイスしていた。
エイドリアン・アバー選手によれば、
「スゴクイイ」とのことだった。(笑)
どうやら、
タイヤサイドに溝がなく、
フルバンク時は事実上スリックタイヤになってしまうのが、
“おきに”らしい。




こちらは最年少ライダーで、
毎度仲間と一緒にロムシーにやってくる渡部純兵選手(中央)のチームの皆さん。




トランポには、チーム員の名前も書かれていた。




右はエイドリアン・アバー選手で、
左は北山瑞樹選手。
マシンも同じGSX-Rを使用していることから、
ライバル同士といった感の強い2人だが、
今回はご覧のように、
仲良く同じパドックを使用していた。




手前は北山瑞樹選手のトランポで、
その隣は荒木正夫選手のトランポ。
2人ともホンダのステップワゴンを使用しているが、
選手権などで使用するトランポは、
圧倒的にハイエースロングが多いものの、
ロムシーのような趣味性の高いアマチュアライダーの参加するイベントレースにおいては、
このステップワゴンをセレクトするケースが多くなってきていると思う。




こちらは、
初参加で大挙エントリーして頂いた、
『チームシュール』の皆さんのパドック。

どうやらゼッケン32番の長谷川実嗣選手のマシンに何かあったようだ。




長谷川実嗣選手は、
午前中のスポーツ走行の際転倒し、
ご覧のようにブレーキペダルが曲がってしまったが、
予選出走には問題がないレベルで、
この後すぐに修復されたようだが、
一瞬ヒヤリとしたことだろう。

ところで、
『チームシュール』の皆さんのマシンは、
普段はストリートでも使用しているというのに、
レースに参加するということで、
全ての車両は保安部品が外され、
サイドスタンドも装着していなかった。
そして、マシンもピカピカに磨かれているが、
これこそがレースに参加する者の基本だと思わせる、
素晴らしいマシンだった。

よく、
トラブル箇所の発見に役立つので、
レーサーはキレイにしておくことが基本だと語られることが多いが、
これはロジカル(論理的)な話しか傾聴しない輩に対する意見であり、
科学的に証明されていない抽象的な概念をあえて語らせてもらえれば、
私はオートバイを磨くことで、
メカの魂がオートバイに宿ると真剣に信じている者の1人である。
私は宗教には熱心ではない人間だが、
世の中の全ての物質、
そう、金属などの鉱物にも、
神が宿っていると考えており、
全てのパーツに“想いを込める”ことで、
機械はメカニックの期待に応えるのでは?
と思わせる経験を幾度となくしているので、
レーサーを磨くことは、
ライダーやメカにとって必要な作業だと、
『チームシュール』の皆さんのマシンを拝見してあらためて思った。


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