Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


やぶへび腰痛悪化
2009年7月25日 20:53

 現在の私は、ビッグバイクのバーハンドルキットを売って生計を立てているが、若い頃の私の事を知る方なら、何かの悪い冗談だと思うのではないだろうか?

 そう、私が八王子でシングルショップ(独身の為の店ではなく、単気筒を主に扱うショップの意)を営んでいた頃、私が乗っていたシングルレーサーは、とてつもなく低い位置にセパハンを装着していて、普通は、ハンドルの位置を記録しておく時は、トップブリッジとハンドルのホルダー部分の隙間で記録しておくというのに、私の場合は、アンダーブラケットからの隙間で記録していて、一番低い時は、アンダーブラケットとセパハンのホルダーの隙間が、2cm位という時もあった。(爆)

 そう、若い頃の私は、強烈なセパハン信者で、バーハンドルなど全く考えられないという感じで眼中になく、ニンジャ乗りの方達とかがバーハンにしている様子に対して、「御苦労なことだ」と思っていた。

 そんな私は、ツクバサーキットでのシングルレースをキッカケにバイクを降りたのが25歳の時で、その後、26歳の時に久々に山梨にあるスポーツランド山梨というサーキットに遊びに行った時、知人のTZR250Rを借りて遊びで走ってみたのだが、昔は第1コーナーが右曲りで、アウト側は土手になっていて、ステダンが入ってないマシンだったので、ストレートでハンドルが振られて、そのまま収まらずに第1コーナーをノーブレーキで真っ直ぐ突っ込んで、「ドカーン!」と土手に激突して私は宙に舞ってしまい、見ていたギャラリーの方達は確実に死んだと思ったらしいのだが(後でビデオで見てみると、空中でカエルみたいな格好して私はクルクル回っていたwww)、私自身は胸にスクリーンが当たった打撲程度で済んだものの、バイクがかなりボロボロになってしまい、私はかわりに似たようなレーサーの中古車を買って弁償というか、代車で勘弁してもらったのだが(他人のバイクを借りて乗るのはやめましょう)、それ以来ストリートも含めて私はバイクに乗るのをやめてしまった…。

 しかし、それから11年後の37歳の時、業者オークションで安くバイクが買える立場だった時に、何を思ったのか、個人的に形が好きだったGSX-R400RのSP仕様車が安く買えてしまったので、私は11年振りにバイクに乗ってみたところ、すでにその時は腰痛を抱えていたので、セパハンのバイクだと数周走っただけで腰痛が悪化してピットインするハメになり、自分はセパハンのバイクには乗れない体になっていることに気付いた。

 そしてその後、バーハンのバイクで、ストリートファイターっぽく乗れるマシンとして、ホーネット600に乗ってみたが、ポジションは良かったものの、ネイキッド車特有の車体の剛性感の無さや、フロントを軸に走る感覚が全くないことから、自分との相性がゲロ悪と思い、ファイター系のパーツをネットで売ることに力を入れるようになってから、今度はZX-6RRを買って自分が売るバーハンドルキットでバーハン化した所、SSの良さを味わいながら、腰痛にも気が使えるということで、天国にいるような気分でバイクに乗ることが出来た。

 え〜と、何が話したかったのか? そうそう、私の文章は回りくどいが、そんなこんなで、私は30代の半ばから腰痛持ちで、一昨年は、何か仕事をした日には、必ず整骨院に通わないと死ぬみたいな状態だったので、腰痛の悪化を引き起こした解体屋の仕事をやめて、本厄の昨年は、1年間自宅でジッとして、腰痛を治すことに専念していた。

 そのおかげもあって、現在は整骨院にも通わなくて済む程度になったのだが、何かのキッカケですぐにぶり返す感じで、少し前には、友人のバイクのタンデムシートに乗ってタンデムライディングしたら、タンデムバーとかが無かったので、テールカウルの下側辺りをつかむことで少しかがんでいたせいか、10分くらい走っただけで腰痛が超悪化して、こんな程度で腰が痛みだすのなら、もうバイクになど乗れないんじゃないかとも思った。

 そして、しばらく経ってから回復したものの、普段自宅でPCをイジってる際、私は姿勢をよくする意味で、普通のPCチェアに正座して座るクセがついてしまい、そうすると腰はだいぶ楽なのだが、若い頃の転倒や踊り過ぎ(笑)や先日のモトクロスで痛めたヒザが今度は痛くなってしまい、どうにもこうにもならなかった所、ネットで“バランスチェア”なるものを発見したので、思い立ったら吉秒とばかり、即効でそれを買い、古いPCチェアは、丁度以前穴をあけた(笑)PCラックを粗大ゴミで引き取ってもらう予定もあったので、ついでに即効で処分したら、どうもこの新しいバランスチェアのせいで、再び腰痛が悪化して、ネットで「バランスチェア 腰痛 悪化」のキーワードで検索したら、バランスチェアは腰痛の改善には関係なく、むしろ腰痛が悪化する場合もあると助言している人がいて、「おいおい」という気分になった。(爆)

 という訳で、ここのところ“イス”のせいでPCに向かうのがおっくうになってしまったが、またフツーのイスを通販で買ったので、それが早くきて欲しいと思う今日この頃である。日記ライクでオチなしメンゴ。




 ↑は、私が最後にツクバサーキットを走った時のマイマシン(左側)。

 ハンドルが何かとんでもない所から出ているのが分かるだろうか? 車検場などでは、周りの知らない人が、「なんかあのハンドルやばくね?」みたいに指さして噂していた。(笑)

 しかし、自己弁護させてもらえれば、わたし的には、より125のレーサーライクなポジションにしたかったという感じなのである。(ストレートでふせると、上腕がタンクのエクボの下側に丁度ハマる感じ)




 なんか髪の毛がちゃんとある。オレワケーみたいな。(笑)

 つーか、フロントフォークの突き出しがパネェ!(笑) ちなみに、別の日の練習走行中に、2ヘア(奥のヘアピン)でハイサイドをくらって、私はこのフォークのアジャスターにアゴをぶつけて、その時に“舌”を噛んでしまい、死ぬ思いをしたこともあったが、当時の加熱するシングルレースでは、フォークをみんなギンギンに突き出していたので、中にはハイサイド時にヘルメットのシールドを割って顔に突き刺さるというアクシデントもあったみたいで、ストリート用のヘンテコバイクをレーサーに仕立て上げることで、サーキット側からは問題視されていた。




 ハンドルの位置が低くても、私はシュワを参考にして走っていたので、オーソドックスなシングルレーサー乗りのうしろの方と比較しても、私は上半身が起きている。

 ちなみに、うしろの方と私はラインが全く異なっていて、うしろの方はワイドなライン取りで、私はタイトなライン取りだったので、最終でダグ・ポーレンみたくトライアングルラインで走っていた私がコーナー中盤でアウトにハラむと、うしろの方がインから抜いていき、立ち上がりで今度は私がタイトなラインで抜き返すなんてことを毎周繰り返していた。

 あと、かぶっているヘルメットは、後にも先にも人生でこの日に1回だけかぶったアライのシュワレプリカ。古き良き思ひ出。(笑)




 結局、この日のレースでは、軽量化の為の燃料計算をシビアにやり過ぎて、最終ラップでガス欠気味となってしまい、1ヘア(第1ヘアピン)の進入でずうっとバトルしていた後続車に「やばいさされる!」と思ってアウト側(右側)を見たら、案の定並ばれていて、「やられたっ!」と思って今度は前を見たら、道が無くなっていて(笑)、私は1ヘアのイン側のインフィールドにそのまま突っ込み、縦回転してフトンが吹っ飛んでしまった。

 また、シートカウルの後ろ側には、アルファレイズの南部さん(5月のZERO-1優勝おめでとうございます)に、『Get out Chick'en!』(臆病者は去れ)と書いてもらったが、結果的には自分がゲットアウトしてしまった。(核爆)

 ↑は、シートカウルが粉々になったのに、撮影してくださいと言わんばかりに、皮肉にも、なぜか『ゲット・アウト…』の部分だけがシートレールに残っていた様子。(笑)

 ちなみに、転倒した様子を後でビデオで見たら、“失敗したスタントマン”とか、“F-1にひかれたコースマーシャル”みたいな調子で、私は人形のようにフトンが吹っ飛んでいた。(爆)




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