Erv's Letters index Text by Erv Yamaguchi


新たな自分との戦い 2004年12月21日 22:39

 1960年代生まれの皆さん、あるいは昭和40年代生まれの諸君、いかがお過ごしかね? 君達は私と同世代の、言ってみれば友人だよ。

 そう、恐らく私の日記を読んでいる方々は、この世代の人達だと思うのだが、我々は歴史上最も健康的で最も頭が切れる素晴らしい世代なのだ! おおっ! 神様仏様ありがとう!

 我々よりも上の世代、そう、職場でストレスを生み出すことにおいて右に出る者はいないという、バカな団塊の世代ども! こいつらは、アメリカのワナにハマった軍国主義者が起こした愚かな戦争のおかげで、基礎学力もなく、栄養価の高い食べ物も食べられなかった心貧しい世代、つまりバカだ!
 そして我々よりも下の世代、こいつらはバカな政治家のオメデタイ政策のおかげで、“ゆとり教育”という素晴らしいシステムで学力を低下させ、バカ親の手を抜いた食事、つまりはファーストフードで育って心身症気味の“オメデタイ”世代、つまりバカだ!

 そう、世の中は我々の世代の天下だ! なんて素晴らしい世の中だろう! もう1度神様仏様にハグ!(抱擁の意)

 そしてまた、オートバイにおいても、我々は最高に贅沢な世代だ! 団塊の世代どもは、ほとんど鉄の塊の、30度くらいしかバンクさせられないオートバイに乗っていやがったし、ガキの世代もまた、ボーボーうるさいだけで、操る楽しさなどないビッグスクーターなんかに乗っていやがる!
 しかし我々は、メーカーが文字通り湯水のように開発費を注ぎ込み、コスト度外視で作り上げたレーサーレプリカをフルスロットルで走らせ、巨摩郡の言葉を借りれば、空気を地表に沈殿する分厚い壁にした経験の持ち主なのだ! おおっ! なんて素晴らしい体験だろう! も1度神様仏様に投げキッス!

 えっ? 何々? 楽観的過ぎるって? いつも悲観論なので、たまにはいいじゃないか! 私はモノホン(本物)のお天気よりもお天気屋なのだよ。

 自分の幸せを噛みしめて何が悪い! そう、自分の幸せを噛みしめることは、「足るを知る」と言って、大昔の賢者もほざいていた素晴らしい行為なのだよ! えっ? 何々? それにしても他人を見下し過ぎているって? それは私の人間のデキが悪いので仕方がないだろう。私は聖人君子でも、も少し下のレベルの牧師とかでもないのだよ。他人を見下してグッスリ眠れるのならば、善人ぶって睡眠薬を必要とするよりも健康的じゃーないかい? もちろん私にだって良心はあるさー。タバコを吸いながら歩いている奴がいれば撃ち殺したくなるし、ウィンカーを出さずに曲がる奴のウィンカーはカチ割ってやりたくなる。しかし、ねずみ小僧のように悪人を裁いている時間的猶予もないのだよ。毎日毎日、自分のことで精一杯なのだから、やりたいよーにやらせてくれ! そしてまた、これを読む皆さんも、他人のアドバイスに従って生きようなどとは考えないことだ。
 私は森谷靖史さん(最高のカタナ乗りだ)が根本健氏からライテクのレクチャーを受けている姿など想像もできない。GPにやってきたばかりの新参者のクセに、同じ出身地の先輩ライダーであるミック・ドゥーハンに対して、コース上で中指を立てたアンソニー・ゴバードのことは尊敬している。

 私の最も尊敬する投資家である、ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りれば、「自分を信じる者が勝つ」と心底思う。そう、昔の格言を思い出せ。自分との戦いとは? それは負けるハズのない戦いである。

 とまー、ロムシーが終わってから不調気味の自分に今日はハッパかけてみました。日記らしいでしょ?(笑)




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